2020年度就活について書きます。
なんとか内定を頂いたので、これから就活を迎える人達のために記録を残そうかと思います。
自分は大学の友人が(サークル関係を除くと)ほぼいません。
まぁ情報が乏しい中で色々やってみて乗り越えたので、同じような境遇の方の助けになればと思います。
(コロナで自粛期間だった為来年以降の就活とは勝手が違うかも)
まず私の就活方針としては
「そこそこの企業にそこそこの努力で内定をもらう」
です。アバウトですね。
「どこでもいいわ」「絶対大企業がいい」
という人は他にも就活体験記書いてる人いるので、自分に合った方針の人のを見ると良いでしょう。
最初に言っておきますが、そこそこの努力って意外と楽じゃ無いです。
私は最初この方針を立てて数社受けてから気づきましたが、限られた予算で優秀な人材を得ようとしてる企業に目を止めて貰うのはとても難しい事です。
企業の大きい小さいに関わらず。
さて脅すのはこれくらいにして本題に入りましょう。
まだ何も始めてなーい、という
超無知識の方向けに書くので知ってる人はガンガン飛ばしてください。
【目次】
①自己紹介と経歴評価について
②ツール紹介
③業界・企業選択
④企業研究
⑤spi対策の重要性
⑥esの攻め方
⑦(web)面談・面接
①自己紹介と経歴評価について
ⅰ.公立小中高→明治大学法学部
ⅱ.所属:クライミングサークル・刑法ゼミ
ⅲ.アルバイト:勤続4年(短時間正社員)
ⅳ.資格:普通免許・ビジネス実務法務検定
ⅴ.TOEIC670(低いので書きませんでした)
ⅵ.休学1年→海外渡航経験有り
簡単に解説をします
ⅰ.学歴
学歴差別はほぼ受けないかと思います。明大から平均年収2000万の某企業、って方もいるので学歴よりアピール次第でしょう。なので学歴に自信が無くても、自分に自信があれば良いところを目指して下さい。
ⅱ.大学の所属グループ
自分の売りはこのクライミングサークル活動です。大会成績も有りますし、物珍しいので話が広がりました。はっきり言って勉強は単位の為の最低限しかしてませんが、どこかしらで絶対聞かれるので力を入れた点は考えておきましょう。
ⅲ.アルバイト
私は形ばかりですが正社員です。これはどちらかと言うと弱みで、職歴がついてるので受けられない企業も有りました。ですが、多くの人がアピールポイントにするのがアルバイト経験です。サークルや趣味が無い人はここでの経験をメインに活かしましょう。
ⅳ.ⅴ.資格
資格系として評価されるのはTOEICですかね。他は〇〇士とかIT系の資格が評価を受けます。
TOEICは一般に600後半から書いても良いって言われてますが、そこそこの企業なら700から評価されると思います。
私はめっちゃ低かったですが、1ヶ月半くらい勉強したら300程上がりました。700は高すぎる壁ではないと思うので、今からちょいちょい勉強しておきましょう。
ⅵ.その他
これが1番普通とは違う所ですかね。自分はTOEIC低かったので、これで海外大丈夫アピールしました。
「留学とかバックパッカーみたいな経歴ないと不利」って勘違いしてる人います。
そんな事ないです。こんな経験は狭い日本ですらザラにあるので、特別な評価は受けないです。
ですが、「行動力が〜」みたいなアピールに繋げやすいです。
さて、こんなに書いといてなんですが
重要なのって派手な経歴じゃなくて、「適切な自己評価の元、丁寧なアピールができているか」だと思います。
最低限は有りますが、超派手な経歴が有ってもアピールが下手だと豚真珠です。
詳しくはES・面接のとこで書きますね。
②ツール紹介
ⅰ.マイナビ
ⅱ.逆求人サイト
ⅲ.その他就活サイト・アプリ
ⅰ.マイナビ
誰でも知ってるマイナビ・リクナビは就活ツールのトップです。企業を探したり説明会予約したり、かなり使うのでスマホに入れときましょ。どちらを使うかはアプリの使い勝手とかで決めてください。自分は使いやすかったマイナビにしました
ⅱ.逆求人サイト
逆求人サイトは聞き慣れない人いそうですね。自分の経歴等を登録しておくと興味を持った企業から、スカウトが届くっていうサイトです。なんか怪しいかもしれませんが、私はこれでスカウトを送ってきた企業から内定を貰いました。
主なサイトは
・offerbox[6(3)→1]
・キミスカ[86(3)→4]
・jobrass[56(3)→0]
・iroots[3(0)→0]
・dodaキャンパス[42(2)→0]
[オファー総数(内大企業数)→選考参加数]
(19/12/1〜20/5/30の集計)
メリットとしては
「書類選考免除」「インターン招待」「OBOG訪問」「人事責任者等と面談」
などがあります。
知らない企業や業界から連絡が来て新しい興味が持てたり、訪問・面談のコンタクトを自分で取りに行く必要がないのは良いポイントです。
また地味に面倒な書類選考がパスできると他に時間を割けます。
デメリットは
「ピンキリ」
誰もが知ってる大企業からナニソレ企業まで、ほんとに幅広いです。
私くらいの経歴でも大企業からスカウト来ました。(落ちましたけど…)
5つの逆求人サイト使いましたが「キミスカ」と「offerbox」がオススメです。
大きい企業もスカウトをくれますし、業種も幅広いです。
・業種とスカウト数のキミスカ
・質のofferbox
ですかね。
逆にオススメしないのは
「jobrass」と「iroots」です。
jobrassは説明会等の電話勧誘が酷いです。一回出ると30分離してくれません。またメールもしつこいです。
irootsはスカウト数が極端に少ないです。これは私だけじゃなくて、登録してる人のほとんどがそうらしいのでムダです。
基本はキミスカとofferboxで、余裕あればdodaも、って感じがいいと思います。
ちなみに始めるタイミングは3年の冬くらいからがちょうど良いんじゃないでしょうか。
ⅲ.その他就活サイト・アプリ
オススメは
・ONE CAREER
・openwork(旧vorker)
です。
ONE CAREERの良いところは先人達の豊富なESが見れることです。
しかもなかなか質がいいです。
企業がESで聞くことは毎年ほぼ同じですし、内定貰った人のESはとても参考になります。
openworkは社員の口コミサイトです。
逆求人サイトからスカウトが来た時に、1番手っ取り早くどんな会社かを知れます。
明らかに雰囲気が合わないと思えばスカウトを拒否して、ピッタリだと感じたら選考に参加。
という感じに使えますよ。
③業界・企業選びについて
・業界選択
これは決まってる人は飛ばして下さい。
マジでなんでも良いし、よーわからんって人向けにちょー簡単に書きます。
自分は本当にどこが良いって決まってなくて、特に絞らないで受けました。
・製造業(メーカー)
・金融(銀行)
・インフラ
・IT
・官公庁
ですね。バラバラです。
どの業界にも一定数の求人はあるので、どこを選んでも内定を貰うことはできると思いますが、
3つくらいには絞りましょう。
業界数が多いと企業研究がキツかったです。
業界ごとに「なぜ御社か」を出さなきゃいけないからです。
エントリー数は多くても良いですが、そこそこを維持する為に業界数は絞りましょう。
あと、注意として文系のIT志望は考えた方がいいと思います。
最近はITってトレンドで企業数も増えましたし、文系でもできるって広告出てます。
自分も数社受けました。
面談の中で率直に言ってくれる方に出会ったのですが、「経験のある文系」でなければほぼ取らないそうです。
人気の高まってる業界なので、業界知識とプログラミング経験がある人が優先されます。
そこそこのIT企業は文系には難しそうです。
それでもITを希望する文系は何個かポートフォリオ的な、アピールできるものを持っておくと良いと思います。
YouTubeでもっと詳しく話してる人いるので見てみてください。
・企業選択について
私の総エントリー数は13社です。
・8社落ち
・1社内定
・2社選考辞退(内定企業より志望低い為)
・1社選考中
・1社選考凍結中
エントリー多い人は20.30を超えてくるので少ない方なんですかね?
ちょっと友達いないので相場が分かんないですけども、自分は15前後が無理なくできてベストだと思います。
企業規模の内訳は
大企業5社
大企業グループ2社
中小企業5社
ベンチャー1社
です。
「そこそこを狙う」って言っておきながら、大企業〜ベンチャー(メガでしたが)と幅広く受けてます。
「そこそこ」とは言っても、できるだけ良い企業に行きたいのが人間の性です。
まぁ受験と同じ感じで、
「早稲田と明治と國學院」受けるみたいな。
早稲田受かったらラッキーって考えです。
あくまで例えですよ。例えです。
あと業界数は絞っても、企業数は絞らないほうがいいと思います。
テンポよく落ちていくのが普通なので、持ち駒が少なくなると焦りますし面接で緊張し易くなります。
あと事業規模で絞るのもやめましょう。
大企業だけ受けるとか、ベンチャーだけ受けるとか。
就活を通して多くの企業を見ていくと志望って結構揺らぎます。
「大手も楽しそうだなぁ」「ベンチャーでバシバシ行きたい!」とか色々考えるようになると思うので、無理のない範囲で欲望に忠実に手を出してみましょう。
どこに運命の出会いが落ちてるか分からないですからね。
④企業研究
サクッと出しましたがこれが1番大事です。
研究と書いてますが難しいことはしないです。しかしめんどくせーです。でもこれは面接の良し悪しにとても関わります。
就活ノートを作って企業研究するのがオススメです。
まずB5ノートの左一面に企業HPを参考に
「ビジョン・企業理念・求めてる人物像・事業内容・企業の強み…」等々
右一面に
「就活の軸・力を入れた事・自分の強み弱み・志望理由・将来像・自己PR…」等々
を書きましょう。
面接前にこのページを開けば、その企業の全情報をリマインドできるようにしとくと良いです。
企業研究で大事なことは相手の良さを知ってあげることです。
国内事業に力を入れてる企業に「私は海外での経験があって海外で働くのが夢です!」なんてナンセンスです。
企業が知ってほしいことは採用ページに全て書いてあります。
面接で余裕を持ってどんな質問にも対応できるように、しっかり読み込んで大事なところ(↑)をピックアップしましょう。
⑤SPI対策の重要性
これは選考の第一段階で書類選考と一緒にやる適性検査です。
これはほぼ全ての企業の選考でやらされます。(ベンチャーは無かったですけど)
内容としては簡単なテストですが問題数がやや多いのと、問題のタイプが学校の試験とは違うので初見でやると難しいです。
ですが時間配分と問題の傾向に慣れればある程度できますし、web受験であれば替え玉作戦もできます。(良い子はやったらだめよ)
そんなテストをなぜするのか?というと簡単にふるいにかけられるからです。
ちょっと勉強すれば、ちょいとテスト得意な友達に協力を頼めばできるような事ができない、頭も友も無い人間を落とすためのものです。
企業が大きくなればなるほど選考参加人数は増えますし、1人1人向き合うにはコストがかかります。
なのである程度のレベル以下を落とすためにあるのが適性検査です。
よって、
そこそこの企業の面接に辿り着くために、spiの対策はしておくべきです。
対策と言っても大学受験のような事はしなくていいです。問題も使い回しが多いので、2回くらいテスト受ければほぼできるようになります。ググれば類題が出てきます。
こんなところで落ちるとES書いた時間も企業研究の時間も無駄になります。
テスト攻略には「傾向と対策」です。ちゃちゃっとやっておきましょう。
ちなみに「言語(国語)」と「非言語(数的処理)」が主です。がんばって。
⑥ESの攻め方
まず基本として
面接(声)→「御社」「御行(銀行系)」
ES(文字)→「貴社」「貴行(銀行系)」
です。覚えておきましょう。
さぁ基礎基礎を覚えたら次は内容です。
基本的にESで求められることはどこの企業も同じで
・学生時代力を入れた事(400〜600字)
・志望理由(200〜400字)
・なぜこの業界か(200字)
・将来会社で何をしたいか(200字)
・自己PR(200〜400字)
です。文字数は大体です。
たまにイレギュラー質問してきたり、文字数極端に少ない(25字とか)って企業もありますよ。
②ツール紹介のONE CAREERを活用してください。
就活をするにあたって興味のない企業も、滑り止め的に受ける事があるかと思います。
少ない人でも10社、多い人で50社以上、と選考に参加するでしょう。
ESを出す度に一から↑を考えるとかムリです。
なのでスマホのメモに雛形を書いておいて、
「基本はコピペで細かいところは調整」
というやり方で手間を減らします。
あとプラスアルファで
資格や受賞歴もあればメモしておくと楽です。(取得年月もね)
内容についての疑問として
「目立たせるために嘘を入れていいか?」
があると思います。
答えは
「色足すくらいにしましょう」
です。
ちょっと誇張して華々しくするのは良いです。自分もやりました。
実際嘘の派手経験を書いても真実は私のみぞ知るです。面接官が真実を知ることはほぼ不可能です。
ではなぜ着色程度に留めておくべきと言うのかというと、面接はESに沿って進められます。
嘘の話を30分広げられたら流石にボロが出ると思いません?
俗に言うイジワルな質問をされた時、実体験が無いと咄嗟に答えるのは難しいです。
また話に一貫性を維持しづらいです。
もし本当に嘘を書くならガッチガチに作り上げるか、理想の誰かになりきりましょう。
⑦(web)面談・面接
2020の就活はほぼweb上で進められました。
ビデオと対面はかなり差がありますが、簡単にお話ししますね。
まず、面接はわかるけど面談ってなんだよ
って思いませんか?
自分は面談を4社受けましたが、
企業紹介メイン→逆質問ちょこっと
自己紹介→逆質問たっぷり&雑談
と、面談は企業ごとに差があります。
また面談を面接と同等に扱っている企業もありました。
面談→面談→最終面接って企業もあったので、面接じゃないからって気抜くと落とされるかも。
さて面接について
ほとんどの選考をwebって言いましたが、内定をもらった企業は本社で面接しました。
面接は発言内容だけではなく所作も大事です。入退室や挨拶など決まった形があるのでググったり、YouTubeで勉強して下さい。
また面接中は、
返答に困っても絶対に下を向かないこと。
どんな人でも少なからず緊張するでしょう。
1度でも目線を逸らすと戻って来れなくなって、目線が落ち続けます。目を合わせるのが苦手なら相手の眉間を見つめててください。
先ほど言ったように、面接はESに沿って進められます。
・1次面接
ESの質問とほぼ同じ内容を聞かれます。
詰まらず答えられたら問題なく通過するでしょう。
・2次面接
ESの内容について「どうしてこれやったの?」「なんでこうしたの?」と、細かく聞かれます。要点を端的に伝えてテンポ良く話を広げましょう。
・3次面接
志望理由をかなーーーり深く聞かれます。ここで本当に志望してるかを見極めてきます。
企業研究を基に端的かつ丁寧に、落ち着いて答えましょう。
・最終面接
働く事を前提にした質問が多いです。
「こんな場面であなたならどうする?」「将来どんな事したい?」のような現実的な話が多いです。
中々予想しづらい質問が多いので、対応力勝負になります。自己分析で自分をよく知っておきましょう。
あと「内定をいくつか貰ったら何を基準に1つに選ぶ?」って言うのは王道です。
これはつまり「御社が第一志望です」を求めてます。
「私は〇〇〇を重視していて、御社は最も理想に合致してます」というような言い回しで責めると良いと思います。
どの面接でも大事なのが
「要点を端的に」
です。
面接は基本30分程度で、自分の魅力や考え・価値観を伝えるにはあまりにも短いです。
なので伝えきるために大事なとこだけを言います。
また短い言葉は印象に残りやすいです。
ちなみに面接回数は企業によって
1次→2次→最終
1→2→3→4→5→6→最終
のようにバラバラです。
面接が少なければ早い段階で深い事が聞かれるようになります。
多ければ1回1回細かにあなたを分析してくるでしょう。
企業研究や自己分析をちゃんとすれば、対応できます。
面接前の準備として、ESの返答はソラで言えるようにしておきましょう。大体100文字くらいずつにまとめて暗記しましょう。呪文を唱える感じです。
1週間くらい前からちょっとずつ暗記すれば、当日は頭にしっかり残ってるはずです
最後に面接など話すのが苦手な方がパラパラ話せるようになる、簡単な練習方法を書いときますね。
「テレビにツッコミする」
です。
例えば、テレビ番組で話してるタレントさんにひたすらツッコミをします。
何言ってんだこいつ?状態ですか?
バカみたいなことだと思うかもしれませんが、これは本当に有効です。
話すのが苦手な人ってそもそも長く話すことに慣れてないんです。
つまり30分の面接なんて、苦手と緊張のハーモニーで硬直です。
なので、まずは口を動かし続ける練習が大事です。慣れてきたら番組に出てきた話題に自論を展開しましょう。
もう面接も余裕ですよ。
はたから見たら変人ですが、これは話のプロであるホストもやったりする練習方法です。
女たらしならぬ、企業たらしになりましょう。
終わり
長々とお付き合い頂いてありがとうございます。
私の経験が皆さんの就活に役立てば幸いです。
あなたにとって良き企業に出会える事を願っています。
がんばれ。
またここでは就活生(3年生)向けに書きました。
1.2年生達は何をしたら良いかなって考えてるかと思います。
はっきり言って好きに過ごしたら良いです。
私も本当に好きな事しかやってなかったですよ。
あなたが今全力で楽しんだ事は何であれ、上手い言い回しをしていけば就活でアピールになります。
強いて言えばTOEICやって下さい。
英語ができると就活以前に世界が広がります。ペラペラになれば海外の企業も視野に入れる事ができるかもしれません。
あなたの努力であなたの世界はどうとでもなると思いますよ。
大学生活をぜひ楽しんで!
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